入院

入院〈3日め・術後1日め〉

長くてツラい夜が明けました……熱と寝不足で、ぼぉーっとしています。
お天気は雨でしたが、部屋が明るいだけでも気分が違います。

手術の翌日に(まだ24時間経たないうちに!)
こんなに動けるものかと我ながら驚きました。

見舞いに来てくれた両親も、歩く私の姿を見てビックリしていました。
術後の痛々しい姿を見ていただけに驚きも、ひとしおだったのでしょう。
「先生が言っていた通り!明日(=今日)には歩けますよって……」と。

しかしながら「元気!!」というワケでもなかったのです。
肩やデコルテの辺りに経験したことのない張るような強い痛みが……。
骨盤にも痛みがあり、下腹部には内臓がギュルギュル移動する感覚も。

朝、担当医の先生が回診に来てくださいました。
偶然、看護師さんも病室にいらしたタイミングだったので、
傷のチェックの際にお腹を触れた先生が「熱いねぇ……」と口にされると
「お熱があるんですよ」と看護師さんが答えていらっしゃいました。
確か38.2℃でしたが、私にとって随分とレアな“高熱”でした。

11:50
白衣の天使=看護師さんが笑顔で水差しを持ってきてくださいました!
そうです、術後のお水解禁です!!うれしい……ありがとうございます!
慌てて口に水をふくもうとした勢いで、少しこぼしてしまいました。

こうして正午には、せっかくお水が解禁になったものの
空腹で胃酸過多のときのような胃の気持ちわるさがあり、
点滴もしていたので、ほぼ飲まずに過ごしてしまいました。

鎖骨のあたりがとても痛いコトを看護師さんにお伝えすると、
手術中にまったく動かなかったので、空気の圧がかかり
デコルテのあたりに痛みが生じると教えていただきました。
理由が分かると、時間が経つのを待つしかないか……と思えました。

確か、お昼頃に手術後に来ていた病院の寝巻きから
持参したネグリジェや下着に着替えたと思います。

着替えの際に看護師さんが蒸しタオルを持ってきて渡してくださり、
発熱で汗もだいぶかいていたため、顔や身体を拭けて気持ちよかったです。

個室だったので、トイレまで歩くのも問題がなかったため、
お小水の管を早々にはずしていただき、術後の2日間は
自分でお小水の量と回数をカウントすることになりました。

午後
主治医の先生が回診に来てくださいました。
「動いた方が気分がよくなり、傷の治りも早くなる」とのことで
思い切って病室を出て、長い廊下をおそるおそる歩きはじめると、
不思議と塞いでいた気持ちが、ふわっとラクになりました。

夕方には婦人科の研修医の先生も回診に来てくださり、
さらに少し経ってから麻酔科の先生が回診に来てくださいました。

リハビリの際は(薬が効くまで30分ほどかかるため)
30分前に硬膜外麻酔のボタンを押すと、筋肉の収縮などによる
痛みを軽減できる旨、アドバイスしてくださいました。

特に私の場合は決められたリハビリを受けませんでしたが、
“積極的に歩くコト・動くコト”が、リハビリでした。

18:00
お夕飯の時間です!待ちに待った食事です!
お腹が空きすぎて、胃がずーっと気持ちわるかったので
お食事を運んで来てくださった看護師さんに「食べられそうですか?」
と訊かれ、自信満々に「はい!いただきます!」と笑顔で応えるも……

いざ、お椀のフタを開けてみると……
お食事の匂いに、ノックアウトでした。。
いつもの私であれば絶対に美味しかったハズです。

あんなに、お腹が空いていたのに!
ほとんど口にできませんでした。
写真を見返しますと、美味しそうです。。
(ごめんなさい……涙涙)

ちなみに術後の初の食事が、こんなにも常食に近いとは!
もちろん、お粥とやわらかめのおかずですが……驚きました。

ナースコールで下膳をお願いすると、看護師さんから
「せめて主食だけでも食べられると良いのですけどね……」
「明日の朝からは(私の場合は食事制限がないので)
病院食が食べられない場合は、
売店で売っているゼリーなどでもよいですよ」と
言っていただきホッとしました。

術後1日めも、結局空腹で胃の気持ちわるさがつづくのでした。
明日は、少しでも食べられますように!!

おやすみなさいませ……

しかしながら……夜間もほぼ1時間おきに、
トイレで起きてしまい、あまり眠れません。。

・・・

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